Market Hunt System(MHS) 【検証と評価】

ロジック非公開のFX商材販売ページにおいては、様々な言葉を使ってツールの優位性が解説されています。

そもそも、ロジックが非公開のシグナル配信ツールにおいて、販売ページでロジックの優位性を説明することは、なんの意味も持ち得ません。

なぜならロジックは非公開(ブラックボックス)なんですよ。

「新機能の○○ロジック搭載!」「人工知能○○をEAに装備!」「○○理論によりダマシを回避!」「○○計測機能搭載!」…

ロジックが非公開なので、誰もその機能を詳細に検証できないわけですから、解説されても意味がないと思いませんか?

従いまして、ロジック非公開商材は、唯一成績だけを記載すればいいわけです。バックテストデータだけでなく、半年~1年以上の公(おおやけ)でのフォワード成績が重要になります。

フォワード成績が良ければ、よけいな説明はいりません。楽して勝ちたいと考えているユーザーに、放っておいても売れます。

ロジックが非開示の商材において、唯一重要な要素(価値)は、成績だけです。当然、成績が伴わなければ、商材の価値はゼロです。

”さや取り”ロジックを採用

さて、このMarket Hunt System(MHS)ですが、EXELで稼働させるシステムです。多通貨ペアの相関関係を利用した、さや取りをメインロジックとしているようです。

MHSは「相関理論」をベースとしています。
相関理論とは、単一通貨ペアのレート変動から差益を狙うのではなく、同じような値動きをする(相関関係にある)二種類の通貨ペアの片方を“買い”、もう片方で“売り”を保有(=両建て)して、その鞘幅の差益で利益を上げていく「鞘取り」の手法です。

販売ページより引用

FXにおける”さや取り”とは?

ところで、さや取りって何でしょうか?裁定取引とか、アービトラージなんて呼ばれていて、難しそうな印象ですね。詳しく説明すると紙面が足りなくなるので、簡単に説明したいと思います。

さや取りはFXの手法として開発されたわけではありません。もともとは、商品先物とか株式投資などでリスクをヘッジするために取り入れられた手法です。日経平均より割高な銘柄を売り、逆に割安な銘柄を同時に買うことによって、相場の上昇下落に対するリスクを相殺させる目的があります。

では、FXさや取り手法を崇めている、”さや取り崇拝者”の持論をまとめてみましょう。

FXにおいては、2つ以上の通貨ペアの損益の合計で、利益を出そうという手法です。

通常一般的に行われているトレードというのは、1つの通貨ペアをトレードして、その価格差で利益を狙う方法ですよね。(これを片張りといいます)

一方でさや取りというのは、同時に複数の通貨ペアをトレードします。(両張りとか両建てといいます)

適当に選んでるわけではなくて、それぞれ相関関係がある通貨ペア同士で、同時にポジションを建てるのがポイントです。

正負の相関関係

たとえば、同じような値動きをする通貨ペアが複数あったとします。

一例ですが、AUDJPY(オーストラリア円)と、NZDJPY(ニュージーランド円)は、比較的似通った値動きをします。AUDJPYが上昇すれば、NZDJPYも上昇する傾向にあります。これは、オーストラリアとニュージーランドが地政学的に近いということが大きく影響しています。

このように、似通った動きをする関係を、正の相関関係がある、と言います。

一方で、真逆の動きをする傾向にある通貨ペアも存在します。例えば、USDJPY(ドル円)とEURUSD(ユーロドル)などがそうです。一方が上昇すれば、一方は下落する傾向にあります。これを負の相関関係がある、と言います。

そして、さや取りの”さや”とは、これらの(正負の)相関関係にある通貨ペア同士の乖離幅のことを指しています。

重要なのは、開いた”さや”は、必ず閉じる(収束方向へ向かう)、というロジック(考え方)ですね。

正の相関関係にある通貨ペア同士(AUDJPYとNZDJPY)であれば、同じような動きをする傾向にあるので、この”さや”が開いたら(AUDJPYが上昇しているのに、NZDJPYはそのまま)、いずれは収束するはずだ、と考えることができます。

そうした場合、AUDJPYを売って、NZDJPYを買う、という両張りポジションを建てるわけです。

これがFXにおける、さや取りの基本ロジックです。

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